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夢の中へ

一年前、あの人が亡くなった。

その直後に大阪服部緑地野外音楽堂で「祝 春一番2009」を聴きに。
GW中ぶっ続けで行われるイヴェントの最終日に行った。
最後のミュージシャンのアンコールは「ぼくの好きな先生」だった。
これはこれでやっぱり上手だった。

帰りの電車で何かせつない感じがした。
亡くなった直後にすぐ追悼メッセージっぽくカヴァーされるのがなんか苦手だったり。

生前の彼は青い瞼の目の奥が寂しそうに観えた。
化粧をしない素顔で登場してても、やっぱりどこか遠い目をしているような気がしていた。

人気が出て聴かれる様になって沢山の動員ができるようになってからしか知らない。
彼の周囲がまるでお祭り騒ぎみたいな状況しか知らないから、
「ぼくと同じなんだ 職員室が嫌いなのさ」
なんて歌詞を唄い始めた頃を知っていたら、また印象が違ってたんだろうかとか。

服部緑地公園では、あちこちでクローバーの花が咲いていた。

http://gekenoirah.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/cmvol3-fd4d.html


その後、激しいとは思いつつも。

いや、どいつもこいつも讃えまくりなんだから、という心の奥底を抱えていたけれど。

頑張ってんだよぉ、誰だって。
アンタが知らないとこで、アンタが知らない人達が精一杯何かを作っているという事実。

音楽ってなんだ。
アーティストなんてこっぱずかしい呼び名は、私はクチが避けても誰にもいえないぞ。

開発と言う名のゴールが観えない夢を追いかける人がいっぱいいるから、
この世界は手に取る愉しみというのがあるんだよ。

取るに足らないように見える、どこのスーパーにだっておかれている様なジャンクと侮られる商品だって。
殆どは何にも知らないで済まされてしまうんだろうなあ。

「ロック」であるということが、最高にcooool!なんて本当に思っているのが多過ぎる。
だけど、なんだ「ロック」"rock and roll"って。

見て見ぬ振りしないことも、観えない処をバカにしないことだって愛だ。

勝ち組負け組という言葉が廃れたと思ったら、今は「一人勝ち」だそうで。
経済効率って奴と、自分の思いとの調整が出来るかどうかだって才能だ。
吠えりゃいいってもんじゃない

合掌はするけれど、とくに冥福を祈るということはしていない。
多分、またどこか別の場所であちらさんも恥ずかしそうな顔してお目にかかるかも知れないから。


「暮しの手帖」編集長 花森安治氏が生前、インスタントラーメンという発明を素晴らしいと。
そう手放して褒めていた記述を思い出した。
消費者として決して騙されない、という信念から企業や商品への厳しいテストを行うあの編集長が。

なんてことないしあわせ感というのは、ジャンクだとか化学合成は身体に悪いのなんのという、
そんなどうでもいい正論などを吹き飛ばしてしまう。

世の中の「まるっと同意」という言い方が理解出来ない。
否定もしないけど、全肯定なんてのもありえないな。
なんでそんな風に簡単に全部「まるっと」肯定みたいな空気がにわかに湧いたりするんだろう。


この時にすでに誰も正面切って「キヨシローさん、あんたに言わなきゃならない事がある。」
と言える人がいなかった事実が、
どこかもやもやとした孤独な空気を思いださせるのでした。


以上、去年の今頃にSNSでアップした日記を編集したもの。

インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福氏は、
47歳の時に理事長を務めていた金融機関の倒産で一文無しとなってしまったいう。
その翌年、執念で始めたインスタントラーメンの開発に成功している。

47歳、ここで書いた様に、自分が本当にしなければならないことに直面する時期らしい。
それが現実には、突然喜ばしくない状況変化として顕われることがある。
得てして大きな仕事を成し遂げる前兆のように。
実際には心身にはハードなので、確かに執念も強靭な肉体もなければ困難な話も多いと思う。

世間的に有名無名ということは関係なく、
自分の理想としていたことをどれほど現実に活かして来たか、
これからどうするか計画したり、次のステージを頑張れる様に、と。

n海王星にt土星合、n土星にt土星トラインという未来のトランジットを観ていると、
人それぞれに次元上昇していくときなのかな、と感じたりします。
夢が実現するか、破れるか。
実際は厳しいんだけど、心には。

でも宇宙がプラネットの光で応援していると信じて。(´・ω・`)ノ☆

キヨシローさん、あっちでゆっくりできているのかな。
色んな人と色々あったと、そんな遠い目だった。

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ある日とある街角でタロットカードと西洋占星術の再会から始まったとりとめない憶いの記録

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