FC2ブログ
 

sota de copas

湿っぽい話

ふとTVを眺めていると、観えない世界の存在との関わりをモチーフにしたアニメを放送していて、
へー、と観ていたり。
妖怪大百科が実は小学生時代に「しあわせ星うらない」などと共に愛読書だったわけですが。
なので、水木しげる先生の子供や孫達みたいなもんかもしれませんね、
いまどきの妖怪変化モチーフの漫画やアニメ作品。

戦争で夥しい理不尽な死を山ほど観て来た方と、
今の平和な世界で生まれ育った彼の子や孫の世代が描く作品とは、何が違うかな。
絵柄や書き方の技術的なものもあるけれど、まずその画面の湿度の違い。

水木先生のは画面からむーんと湿った土や草いきれといった匂いがします。
泥臭いといえばそれまででしょうが、生命感が足元から込み上げる様な。
不安感と安心感がないまぜになったあの感覚。
この生々しさは今の若い世代が描く妖怪や幻獣が、
どれほどおどろおどろしく描かれてても、叶わない気がする。

「のんのんばあとオレ」は彼の幼少期の生活が綴られてるんですけど、
その中ではガキ大将と子分、よその街のガキ大将との戦いと駆け引きという、
当時の子供達の政治の様子がありありと描写。
濃密な人間関係の中では損得勘定に揉まれるキツさが子供の頃からデフォルト。

水木先生ってリアル世界のキッツいとこを観た目で妖怪と人を観ている。
理想と思う南の島での生活とのんのんばあの想い出の貴重さが際立つかも。
観えない世界が好きでも、都合の良い解釈や理想化はしてないな。 

それにしてもこんなに多くの妖しい世界モチーフがウケているとは。
人間はやっぱり観えない世界好きなんだな。
なんとなく懐かしい気がするからかな。
のんのんばあみたいな人が身近に居る環境は少なくなる一方だろうし、
昔から理屈で説明できないことは否定した方が現実では都合のいいことも多い。
観えるってことは、受け取る、受信するってとこから始まるみたいですけど。

なので、まあ多分本当は観えないんじゃなくて、
普段は気付かなくて見落としているだけかも。

とりあえず、のんのんばあみたいな人とお話とか出来る機会があると、
個人的に愉しいです。
ただ、その手の人とせっかくご縁ができても、何故か途中から連絡取れなくなったり。
寂しいねえ。

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)