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sota de copas

海図の見方

なんだか「しあわせ星うらない」と「Sun King」のエントリーって人気あるのなー。

私が小学生の頃、あの「しあわせ星うらない」を繰り返し読んでいた時代に、
お昼の二時、三時の奥様番組で占星術師として時々登場していたのは、ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんという人。

スーツを着たごく普通の姿で登場し、当時は占師というとやたら真っ黒けな生地に光ものくっつけた、
「神秘的な格好」ってので出る人が多かった様な時代に、
子供心にもなかなか新鮮だったと思う。 
まだ10歳になるかならないかぐらいの頃だったけど。

彼が「占星術から天文心理学へ 」という本を随分前に出していたという事で、
とりあえず古書で安く取り寄せてみた。
元々哲学がお好きなようで、そこから提唱する「天文心理学」で従来の占星術師のレベルをアップさせたいという気持がこもっている。

グルジェフ・ワークに触れたり、修行したり様々な試行錯誤を続けておられるということで、
実践を大事にするという精神がずっと貫かれているところは、
普通のスーツ姿でTVに登場する占師という時代からお変わりないのだろう。

この本を入手する数日前から、なぜか彼の名前がずっと頭の中でこだましていたので。
本に呼ばれたのかね。

もちろん、書かれている内容全てに諸手を上げて賛成しているわけじゃないし、
私は元々カウンセリングするとしても占いの手法を中心に使うのなら、
その人はやっぱり占師と名乗るべきだと思う。

いまどきの若い二十代三十代の人が、占師と言う呼び名を古臭いと嫌って「カウンセラー」だの、
「セラピスト」などと名乗る事に厳しい眼を向けている事は以前にエントリーしたとおりで。

占星術にも色んな流派や流儀があって、私がやっているのは90年代から起こった心理占星術だけど、
実際には土星までの星ならば、品位など古典の知識だって使えるものは取り入れたりもしている。
人の数だけ流儀はあるのかなとも思う。

そして、その悩みや選択がより具体的な程に、私もお話はしやすい。
巣の中のひな鳥みたいに、ただパカーンと口を開けて自分に都合の良い「しあわせ」ばかりを期待してしまうような感じの若い人が来た時には、
なかなか上手くお話できなかったなあ、むずかしいなあと思うけどね。

人の心って実年齢とは全く別物なんだけど、ネイタルチャート見てると、解りやすい。
複合アスペクトもだけど、アスペクト自体がしっかり主張してくる感じに見えると、
その人のお話はかなり具体的だったり、専門知識を持つ人も多い。

コンジャンクションなどあっても、全体に見辛いというか漠然としている様な気がすると、
実にこれが読み難く、対面でのお話もし難く感じたり。

やっぱり占星術のチャートって不思議だなあ。

Chartというのは英語での本来の意味は海図のこと。
イギリスという海洋国で元々占星術が盛んだから、というのもあって、
人生を渡って行く為の青写真とも言える個人のホロスコープを海図に例えたらしい。

生まれて来る目的がはっきりした人程、明快なチャートを持っているのかも知れない。
見辛いというのは、観る側、観られる側も、共に試行錯誤や寄り道しながらの、
長い道中をゆっくり進む海図なのかもしれないな。

なので、ただ古来の占星術だけじゃない、様々なワーク、身体を使った実践というのはいずれ必要なわけで。

人間は知識や技術だけで生きてるんじゃないからね。
実はこの物質世界に置いては肉体でまず生きている。
手でカードをシャッフルし、占星天文歴のページをめくって、星の動きを追いかける。

私は「カウンセラー」なんかじゃない。 「セラピスト」なんかじゃない。

占師というのが、一番いい。

眼に見えないデリケートな部分を具体化する方法に占いという手法をたまたま使っているけれど、
心理学者ではない古来のやり方を知っていて使うのなら、
占いは敷居が高過ぎず、不思議な説得力があるから。

この肉体で生きる現実世界には肉眼でつぶさに観る事のできない、
つまびらかにできない世界、次元があることに気付く、一番解りやすいツールが占いだと思う。

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