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sota de copas

Dialogue

昨日のエントリーのロス博士の自伝に想いを巡らせつつ、
今日、レイチェル・カーソンの「海辺」を読んでいてふと思い出した事。

子供の頃に学校の図書館で借りて読んだ本にこんな昔話があった。

赤鬼と青鬼があるとき、人に取り憑こうとした。
慌て者の青鬼は何も考えずに見つけた男にすぐに取り憑いた。
男はとたんに具合が悪くなり、身体が弱ってしまった。
それでも一病息災なのか、とりあえず働き、同じ様な弱い嫁さんを貰った。
やっぱり弱い子供が何人も産まれた。
細々と命を繋ぐ様に、気付くと結構な長生きをし、
最期は嫁さんと子供達に涙と共に看取られた。

したたか者の赤鬼はこれと思った丈夫そうな男にすぐには取り憑かず、
ただついて行ってその家に潜んだ。
虫やらなんやら食べて鬼は力を蓄え、鬼の嫁さんを貰い、沢山の鬼の子をもうけた。
一方、鬼が潜むと知らない男は元気に働き、若くピチピチした嫁さんを貰った。
男の最初の子が産まれ、人生の喜びの絶頂を見て取ったとき、
赤鬼一族は一斉に男と嫁さんと赤子に取り憑き、その命を一瞬にして奪い去った。

こんなこと思い出したのは、多分月末にはハロウィンだからでしょう。
誰も気がつかない場所に、最強の魔や邪が潜んでいるのかもしれない。

だけども、それが何だというのだ。
昨日の事は変えようもないし、明日の事だって解るわけでない。
だったら、今日口にした食べ物や感じた事を精一杯味わった方がいいに決まってる。

人の居るところ、どんな魔も邪もいるからねえ。
道歩いてたって、油断大敵。 いつでも取り憑きたがっているって事がよく解った。
それでも光溢れる方向へ進む事だけ思って行くことがなによりしあわせなんじゃないかと。
闇と光はコインの裏表だけど、どちらも引き取ってからしあわせ感が湧いて来る。

「美」とか「愉」「楽」とはそんなところから。

そんなことを。 ひっそりこころの中で宣言。

魔を怖れることはない。 虹色の光のなかを歩んでいこう。

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