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「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」 H.J. DargerのNatal Chart
この世には理論やら方法だので価値を高めないと困る事がいっぱいあり過ぎると思う。
なのに、それだけじゃ生きていけない気がするのは何故だろう。

実用性とか現実での価値が何処にあるかとかじゃない、そういう話はさておき、
何かの、もしくは誰かの持つ深淵に触れた時に自分というものを振り返れるんじゃないかと。
それは、きっと普段はつまびらかにしない世界。
その人が出逢うとしたら、そういうタイミングでしか出逢えない世界。
愉しみに公開を待って、やっと観られました。

http://henry-darger.com/

ヘンリー・ダーガー(Henry Joseph Darger)、
この二十一世紀ではアール・ブリュットの大スターに死後祭り上げられてしまった男。

私はこの人を2005年の「芸術新潮」ハウス・オブ・シセイドウでのアール・ブリュット展特集号を見るまで全く知らなかった。
アール・ブリュット、アウトサーダー・アートの存在は何とはなしに聞いていて、
心引かれたものの、なかなか資料や展示を観る機会に恵まれなかった。
それでもずっと美術教育を受けた事の無い精神病患者や知的障害者が、
ある日突然に絵を描き始めたり、オブジェを制作するという事実に強烈に惹かれていた。
何故人は突然教育や訓練を受けずともそのような創作活動を起こすのか。

美って何だ。 理屈や教育や訓練の賜物というものとはまた別の世界からやってくるのか。

http://www.no-ma.jp/index.html

一ヶ月程前だったか、NHK教育で新日曜美術館での日本のアール・ブリュットの展示を紹介していたのだが、
そこにローザンヌのアール・ブリュットコレクションのリュシエンヌ・ペリー館長だったと思うが、
彼女の「彼らの作品を観てて、自分にも何か出来るんじゃないか?と思えて来る。」とワクワクした表情で感想を述べていたのを観て、
嗚呼そうだ、自分の中の柔らかくて瑞々しい何かを鷲掴みにされるあの感じ。
これがアール・ブリュットが好きになった理由だと感じた。

魂の秘所から産まれるというよりも、ダイレクトに取り出されて来る芸術。

それではHenry Darger(一般にアメリカ人はダージャーと発音する事が多いようだが、
日本ではラーナー夫妻の呼び方に習ってダーガーと呼ばれる。)のNatal Chartをリーディング。

Darger NChart


1892.4.12 イリノイ州シカゴ生まれ。
出生時間は不明のため仮に午前6時でソーラーチャートで。

太陽牡羊、天秤の月が7ハウスでオポジション。
月は天秤のリリス(ブラックムーン)とコンジャンクション。
対人関係での因縁の暗示。 ダーガーは大家のキヨコ・ラーナー夫人からは対人関係を結べない人と考えられていた。
周囲の人々も全く愛想を振りまかず挨拶も殆どしないダーガーを精神病持ちと思っていたりした。
彼が素直に好意を示したのは、キヨコの愛犬に対してのみだった。
しかし天秤の月ゆえか、彼は施設を脱走してでも社会に飛び出し貧しいながらも職を得た。
社会や人との関わりはなんとしても必要な人。

牡羊の太陽は蠍の天王星ともオポジション。
直感、閃きの強い人。 周囲からは変人と見られやすい。
しかし小学生時代は入学前から新聞を読むことができ、
一年から三年に飛び級するほどに実際は優秀な頭脳だった。 
太陽は山羊の火星とはスクエア。
暴力的、反抗的になりがち。
少年時代は口から変な音を出すなどして授業をしばしば妨害し、
先生やクラスメートと衝突。
クラスメートとはよく喧嘩したという。
本人は周囲を愉しませるだけのつもりでやっていたという。
その後知的障害があると診断されて保護施設に収容される。

牡羊の太陽はエクサルテーション(高揚の座)にあるため自我、生命力はなはだ強く、
81歳の誕生日の翌日が命日となった。

2ハウスの牡牛の水星も月、天王星とオポジション。
まんま神経過敏。 
牡牛の水星はテーマを吟味するため、同じモチーフの繰り返しの使用を好むと思われる。
拾った雑誌などのイラストを何度もトレースしたり、
大きさを変えるなどして同じ少女のイラストから幾つもの変形パターンを産み出した。

そしてこのチャートを初めてレッスンで模擬的に出して観た際に最初に釘付けになった所。
双子の7度でタイトに海王星、冥王星、金星のコンジャンクション。

正に双子座が象徴する学童期の少女をこよなく、
しかも徹底して愛するファンタジーに耽溺している。
それに牡羊の木星がセキスタイル。
たった一つのモチーフにひたむきに取り組んで自ら少女達へ恩恵を与えんとするダーガー。
彼は自らが綴った大著「非現実の王国で」の中にも本名で登場し、
ヴィヴィアン・ガールズ達を援護する。
たった一人の友人ウィリアム・シュローダーと二人でヴィヴィアン達を助ける、
その名も「ジェミニ隊」(!)として。

双子の7度はサビアンでは双子8度「奮起したストライキをする人達が工場を取り囲む」。
反抗心を露にし、社会に討って出ていく様子。
著者の松村潔氏の著述に寄れば、「この影響はおもに対人関係などでの不信、不調和などにあらわれやすく、ヒステリー的に怒りの爆発する人を何人か見かけた。」

5ハウスに獅子のキロン。 木星とのトライン。
創作活動を癒しとしていくが、それに熱心になるため寝食を忘れるかの様に熱狂するかもしれない。

6ハウスの乙女の土星とクインコンカス。
父親をこよなく愛し、その父から小学校に上がる前に新聞が読める程に字を教わる。
1907年にその優しかった父は死去。 
サウスノード(ドラゴンテール)とセプタイル。 
誰にも解らない強い絆があったのだろうか。

天秤の月と獅子のキロンのキンタイルから妹を出産後に亡くなった母と、
同じ女性の身内であるが顔も名前も知らないまますぐに里子に出された妹の象徴か。

蠍の天王星は10ハウスの山羊の火星ともキンタイル。
斬新で大胆な発想力。 考えチャレンジした結果、様々な手法を編み出す。

太陽と月はどちらかというとハードなアスペクトが効いているものの、
牡羊の太陽は大変生命力が強く、対人関係での評価をものともせずに、
貧しい中でも脇目もふらずに創作活動を長年にわたって継続させた原動力になったような。
この太陽は双子7度の海王星、冥王星、金星とはセミスクエアであり、
子供達を強く愛し、養子をもらう事を熱望しながらも叶えられなかった切なさを思わせる。

ヘンリ-・ジョゼフ・ダーガーは孤独の中で自分の夢を創作し続ける事に限界まで固執した作家であり、
世に出るという発想は自身の生涯の間に一切持たなかった。
大家のラーナー夫妻によって発表されるまで。

そして私はこの人の作品の黄色が多用されている画面、
正に黄色の明るい日差しに満ち満ちた世界と赤が指し色として効いている構成の巧みさに驚いた。
黄色は双子座の支配色とされている。 学童期の少女達こそがヒーローの世界。
赤はダーガーの太陽牡羊座。

作品が多く残っているが故に、彼はアール・ブリュットのヒーローのようになってしまった。
私が元々度肝を抜かれたヤンコ・ドムシッチやアナ・ゼマンコヴァなどのアール・ブリュットのスター達が、
なかなか研究が進み難い中、色々と引っ張り出されやすいダーガー。
本人の意志とは別な場所で動くこの世界だが、こんな風に流れていくにも意味があるのかも知れない。

参考文献
美術手帖2007年5月号「特集 ヘンリー・ダーガー」
英国占星学教科書第1巻 コーディリア・マンサル著
宿命占星学 橋本航征著
神秘のサビアン占星術 松村潔 著
魂の西洋占星術 鏡リュウジ著
Nobady Knows
占いって言葉、この世でも胡散臭い、アテにならないものの代名詞。
最初に習ったのは卜占とされるタロットカードによるリーディングだったせいか、
西洋占星術は習っていて新鮮な気がしたものです。

実際に占星術もだけれど四柱推命、気学などの宿占を特に統計学と称して、
これは根拠の在る学問的なものとして紹介するという傾向が強い昨今。
多分、それは間違いではないんだと思う。

占い、特に占星術というものを最近はことさらに、
「これからは占星術こそ学問として認めるべきだ。」という空気を頑張って出しているような。

それでもそういう概念を念頭に置いて勉強していると、何故か私は左肩がとても痛い。
ストレスを感じると常に身体の左側が凝って痛みが走る程になる。
レッスンでやり取りしたりお話を伺っている時には凄く愉しいのに、
一人で本を読んだりテキストを読み返して考え込んでいる間、ずっと痛い。

いいようのない孤独感の所為もあると思う。
だけれども、こんなに肩や背中、腰の左側ばかりが集中して痛む程になぜ文字通りの肩肘張った精神でいてるんだろうな。

「占いは統計学です。」
本当にそうか? そうだとしてだからどうなんだ?と思う本音がある。

そうか。
この世は未だ胡散臭いものを求めている。 実は。
普段の五感では感知し得ない筈の世界がありそうだけれど、
普段はそれに蓋をして、有り得ないということを前提にしておきたいのだなー。

知られずに済めばそれに越した事無い世界。
ことさら秘密にしなくてもいいけれど、無理に知ろうとしなくても済む世界。
そんな世界がどこかにあれば、むしろそれがありがたいのだと思う。

占いは全て当たると思う。
後はその人のリーディングのセンス次第。
いわばどうにでもなる、などとといえば、それこそここぞとばかりに
スピリチュアル否定屋をサイドビジネスにしている某大学教授が鬼の首を取ったが如くに騒ぎそうな。(笑)

でもとりあえずそんなんでいい。
学生時代に聞いたニューエイジという言葉の響きがどうにも苦手だった。
今でもスピリチュアルという言葉を何度自分の口から発してもしっくり来ない。

誰にも見えると言うわけでないという前提、というか妙な縛りや約束事のありそうなことはそれこそ「胡散臭い」ぐらいで丁度いいのかもしれない。
つまびらかでない、そのようにしようもない世界があることはありがたい。

私は今やすっかり胡散臭さ全開な所属だと思うとありがたいです。
そんなとこからスーパーでの見切り品処分のワゴンを漁ったり、
ポイント2倍デイとか100均でのお買い物やたまに頂くお仕事にわくわくしています。(笑)

とりあえず「この世」はそんな現段階。
12ハウス、太陽について
12ハウスについては隠された敵、見えない世界、潜在意識、奉仕、秘密、イマジネーションといったキーワードが当てはめられているようです。
人がなんらかの理由で一時的に隔離される場所や内省的になる場所も、
このハウスの象徴。
一番身近なのは病院、養護施設、養老院、寺院、アシュラム、施療院、刑務所などでしょう。

通常、医療、看護といった事柄は6ハウスになるのですが、
病院そのものは12ハウスとなります。
しかし、ここに携わる職業となると医師、看護師、療法士などといった立場ではなく、
人目(患者の)につかない職業である、清掃者、食事の配膳などのお世話といった役割になります。

通常、患者は医師、看護師、リハビリでお世話になった療法士やカウンセラーには感謝の念を述べたりする事もあるでしょう。
しかし病院内の清掃者、病院食の調理や配膳といった作業に携わる人に対して、
そのようにしたという話は個人的に聞いたことがありません。

そういう存在こそ、実に12ハウス的ですね。
誰も気がつかない場所で、誰かの為に動く、働く、ということが有償であっても、
結果、どこか奉仕的と取られる立場ではあるわけです。
縁の下の力持ち的な職業は、つまり人目につかない、すぐにその価値に気付かれない立場。

通常、職業を見る時には2、6、10ハウスを見るのが普通ですが、
やはりその人の太陽の位置は見ますね。
サインの象徴する個性も合わせて判断しますが、その人の今生での目的意識を達成する道を選べる様にという意味で。

理想とする額の収入が見込めないかもしないけれど、意欲の方を優先させたい方には太陽が位置するハウスとサインからその職業を天職とできればと。
その人のオーバーロードやマジョリティのサインは見過ごせませんが、
セッション中に感じたパーソナリティから、それとなく薦めることで光を見出す人も多いかもしれません。

その人のNatal Chartの太陽、一般には太陽のサインですが、それを前向きに捉えて意識している人程、充実感を自ら得ようとするので。
その人の本質、理想像のプラスマイナス面を理解した上で受け入れて高めたい人には、
この世での所謂「気付き」が多くなるという面もあります。
それがすぐにではなくても、人生というものを俯瞰で見た時に「幸せ」という概念を実感できると。

太陽自体のディグニティ、また太陽にコンジャンクションするプラネットや、
他のパーソナルプラネットのディグニティも全体に見た上での判断は必要ですが、
私が見た限り、まず太陽と言うエネルギーの与え主の個性を受け入れている人は基本前向きですね。

牡羊から魚までの12サインの個性はアセンダントがまず全面に出る為に、
アセンダント、太陽、月の三つのサイン、エレメントが全て揃っていればともかく、
通常は全て違っていても不思議は無い。
そんな自己矛盾の中で、太陽を強く意識できれば、そこから自分の力を前向きに捉える鍵を見つけられそうですよ。

実際にアスペクトが矛盾や波乱を含み過ぎて相当に複雑であると、
従来ではプラネットに傷がつくという表現をされてきたものです。
しかし実際に矛盾や破綻をきたしている様に思えるアスペクトだからこそ、
そのパワーを調整する方法を社会で損得絡みで関わることで乗り越えられる訳で。

ハードアスペクトは実社会で洗練させるだけの価値がある、原石の様なアスペクトといえるかも。
どのような価値を与えられるかは、その人次第ですけどね。
なので理想、目的である太陽の要素の捉え方を一つ吟味することが準備段階として不可欠ではないかと。

太陽がハードアスペクトを幾つも持っていて複雑であればある程に、
太陽のサインを前向きに捉えていく、つまりその人に取っての身近な理想の実現化の方向性探る必要。

太陽のサインを嫌っている人を時々見かけますが(特に女性に多い)、
どうにもご本人の印象が周囲から芳しくない場合を多々見受けます。
その場合は太陽とはエレメントが違う月やアセンダントを強く意識し過ぎているのかという感じ。

まあ、飽くまで私個人の感想ですが、自分の太陽のサインのパーソナリティを否定的に捉えると厳しいものがあります。
どこかで軌道修正が掛かって、いびつな形(そのサインのウィークポイントが表に出がち)で表現されやすいので。

その人が成長する為に選び取った今生のパーソナリティであれば、
前世でどのような実績が有ろうと無かろうと、アセンダントや月の本音が騒ごうが、
今の太陽を信じた方がその人なりの歩き方が出来るのではと。
そこからその人の知性が育って哲学も産みだせると思うんですけどね。

太陽という主体性に気付くと、色々開けて来るものがありますよ。

最後に少し。
12ハウスに星があると、そこはその人に取って前世から持ち越した宿題であるような気がしますね。
パストライフで中途半端に終わったけれど今生ではこれを仕上げないといけない、みたいな。
きっとそれは実現には時間が掛かる場所であり、
理想化している場所、自分でもはっきりと見えないけれど気になるし、
最終的にそこを見つめる事になるのだろうと。
ASC、アスペクトに関するメモ
例えば、ASCに金星がイージー(ソフト)アスペクトしてたり、コンジャンクションしてたとしても美男美女とは限らない。
いい意味で個性が出て印象的な味のある表情を持っていたり、魅力的な雰囲気を持っていたりはする。
そういう現実。

同じくハード(ディフィカルト)アスペクトであっても、必ずしも見た目が悪いとか、
愛想が悪い、金運が悪いというわけではない。
ハードアスペクトはイージーよりも意識しやすいので、向上心を掻き立てやすいところがある。
むしろ、ハードなアスペクトは自分で意識して前向きに転換して使うものというのがいまどきの解釈。
単純にハードだと宿命的に不運というのは、旧い時代の社会背景でそうなっていたため。

ハードは現代においては自然と能動的に使えるアスペクトとも言える。
なので困難、というのではなく、現代の場に置いては前向きな作用を起こすには、
それなりの訓練が必要な要素、使うには習熟を必要とする場所であり、
人間関係においては、その理解度を深める為の精神の柔軟さを養う要素である。

イージーアスペクトは、本当に文字通りイージーに流されやすいアスペクトといえる。
多くは無自覚に過ぎてしまうため、他人から見て恵まれていながら使いこなせずに終わってしまう要素。
むしろ、自覚し難い事がネック。
能動的に使おうと思えば、人とのコミュニケーションが不可欠とも言えそう。
通常はエレメントの質が同一、もしくは伝統的に相性のいい要素である為、
フィーリングが合いやすく馴染みやすい。
何か厳しい状況にある時には一時的に避難所的な役割や、ストレスの逃げ道でもある。
エネルギーのスムーズな流れを確保するという意味で使う要素。

対人関係との絡みでのリーディング。
イージーであれ、ディフィカルト、ハードと呼ばれるものであれ、
洗練させるには当然ながら、その人との繋がり方、置かれた環境も考えての使用方法を探ること。

アスペクトは使いこなす事で最終的に魂のステップアップに繋がるツールとして、
本人の現世での心に標準装備された資質、才能。
ハードであれば、本人の精神に緊張感と張りを持たせるため、本人にイキイキとした感情を呼び覚ます作用がある。

ハードアスペクト=困難というのが解釈の通例ではあっても、
人それぞれに何を困難とするのかといえば、一括りには出来ない。
サイン、太陽、月、ASCのどれを本人がより意識して使っているのか、
社会での役割、環境にもよると思われるので。

自分の中にある潜在能力のみを強化して超自然的な事柄を結果としてだそうとしたり、
もしくは第三者をコントロール下に置こうとするやり方はサイキック的なものだが、
もうそのような方法論を使う時代ではないと思う。
魔術などのサイキックなパワーは独善的な方法でしかない。
他者、もしくは自己に某かのマイナス要因が現れる事が免れないと思う。

宇宙の力を上手く自己に透過させる事で魂の向上を図る方が、より幸福感を得られる。
結果としてエネルギーレベルがアップし、自他共に善き様になる道筋に向かうのではと。

星の力を利用する、惑星に癖がつくと言われる事は、この様に作用させる事が理想。

以上の事を行う上で必要なのは、社会との関わりと土星の作用を受け入れること。
土星の制限、遅延、心身共に縛りを与えるという作用が、その後の組織化、現実世界での自分の構想の実現を促す。

縛りを与えられたという意識は、実は本人の成長を促したい願望から現れている。
土星の力を受け入れ停滞期と思われる過程を受け入れることで、
初めてその人の精神を自在に発揮させる事が出来る。


参考文献 雑誌「brut」
発行元 社団法人日本フィランソロピー協会、特定非営利活動法人はれたりくもったり
なんとなく企画がやっと終了
さて、先程0番の愚者を書き終える事ができました。
あちこちに誤字脱字が確かあった筈...。
まあ、気になったらまた手直しすると。

最初は「世界」のカードが好きで、そのお話を書いていて、なんとなく大アルカナの事をずっとシリーズ的に書いていくのも面白いんじゃないかと。
こういうテーマで連載みたいに書くという試みは自分ではしていなかったので。

エッセイ的に書いてみましたが、実際には自分なりのカード解釈やイメージをWeb上にメモ書きとして残しておく意味でもあったり。
このブログは私の覚え書きでしかないのです。
間に気紛れに書いた仮エントリーも後で抜き出して再アップの予定。

書いててなかなか自分でも面白かったので、いずれまた小アルカナもやってみるかもしれません。
あと占星術での対応も一応書きましたが、実際にはデッキによって対応させるサインや惑星は変わったりします。
この辺はネットでも色々な解釈が読めるかと思いますので、
参考にすることで読みの幅が広がる事でしょう。

いやあ、タロットカードって面白いですねー。(水野晴郎風)

1番目の大アルカナ
「愚者」のカード。
占星術では天王星に対応。
一般的なキーワードは、「無知の知」「利口者の愚かさ」。

このキーワードも全く持って正反対。
しかし紙一重というのは正にこういうこと。 実に天王星的です。
天王星は上手くいけば天才を産み出す手伝いをする星。
しかしその実体は吉凶混合の星。
ウェイト版では派手な柄の衣装を身にまとった若者が、左手には小さな薔薇を一輪、
右肩には小さな手荷物だけを担いで、身軽もいいところな様子で浮き足立って崖に向かう様子。
足元の小さな白い仔犬が慌てて引き止めようとしているその瞬間が、実にハラハラさせられてしまう。
太陽と魔術師と同じく黄色い光の下で自分の理想や夢に浮かされた様に危険に向かっていく彼。

アクエリアンタロットではこれが自信の無さや不安を表す横顔の上半身に。
豪奢な衣装と帽子、右手に白い薔薇一輪と、蕾をつけたRODを担いでいる絵柄。
私はこのデッキの「愚者」を世界で一番美しいFOOLだと思っています。
青ざめて視線の先には何があるのか気になる程の佇まいの美しさは、このカードのパッケージにも採用されている為、
大変有名な絵でもあります。

タロットは一般的に正位置は良い意味、逆が悪い意味と単純に思われがちですが、
この「愚者」ほど解釈に悩みやすいカードもなかなか無いと思います。
実際のカード番号も「0」。

道もないところへ浮き足立って先も観ずに向かう事を、
蛮勇とか物知らずとバカにする事は簡単です。
しかし内なるものに導かれることそのものは決して珍しい事ではないはず。
最終的に行動を起こすかどうかはその人自身の目的意識次第ということで。

正位置ならば何かを強く求めて行動したい心、
具体的な事はさておき、といったところ。
逆ならばそれがシビアな対応をしたほうが安全ではないかという暗示。
どちらにしても地に足がつかない精神状態というのは変わりないところ。

過去にとらわれずに新たな変化やステージを求めるのならば悪くはないと。
ただ裏付けはないので、それをどうしたいかという現実を突きつけられるのは変わりません。
思い切って夢を実現させたい、今までと違うイメージを模索したい時。
自分の道が定まっていない時など。 でも向上心があるというのはいいことですよ。
そこから伸びるかどうかは本人次第。
逆位置で出れば、迷い多過ぎて無理と不安増大ってところ。

何事にも何人にも捕らえる事はできない「自由」の人。
私は自由という言葉をあまり信じられないのでこの言葉単独で使う事はまずないのですが、
「愚者」は自由を体現する稀な存在のようです。
情、義理、物質、知性からも解き放たれてしまったかのようです。
無にして全というか。 まるで禅問答みたい。

何事もゼロからの出発なのは誰しも同じで平等。
そこからどうしたいかを見つけていくのが「愚者」の第一歩。
崖から落ちて怪我をするかもしれないし、天使が助けてくれるのか、
もしくは仔犬の声が届いてどうするのか自分で決めるしかない。

彼の傍には正直者の仔犬はいてくれるけど、言葉をかける人間はどこにも見当たりません。
内なる子供。
予想もつかない変化を怖れない心が新たな智慧と自身の存在価値を、
自らに引き寄せるのかもしれません。

天王星的な第一歩が、吉と出るか凶とでるかは変化を愉しめる気持次第。
プロフィール

Gatos Blancos

Author:Gatos Blancos
占星家

ある日とある街角でタロットカードと西洋占星術の再会から始まったとりとめない憶いの記録

当方では対面、メールでの有料個人セッションのみとなります。
ブログ上でのコメント欄での一個人のリーディング依頼はお受けいたしかねます。

Webサイト・ブログ、印刷物等への転載はお断りしています。

あしからずご了承下さい。


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