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2番目の大アルカナ

「魔術師」のカード。
占星術では水星に対応。
一般的なキーワードは「イニシエーション」「スタート」「能力」。

ウェイト版では赤と白の衣装を纏い、頭上に無限大マークの若い男性が右手に杖を持って高く掲げ、
小アルカナのスートである聖杯、ペンタクル、ワンド、剣をテーブルに置いている絵柄。
足元にも頭上にも花が咲乱れ、いかにも幸先のいい様子。
背景の黄色がかなり鮮やかで印象深いですね。

アクエリアンタロットでは、衣装の色が黄色であり、頭上の無限大と小アルカナのスートがテーブルに置かれている様子が共通項。
ただ、花はなく、傍らにあるのは蕾をつけたRODの様な植物が一本だけ。
ウエストにはベルトの様にウロボロスが巻き付いているという絵柄。

(ウロボロスに関しては、Popup Wikipediaを導入しておりますので、ドラッグして参照のこと。)

鮮やかな黄色がこの「魔術師」のテーマカラーとは言えるかも。
水星は色で言えば黄色に対応。
原色としてはもっとも明度の高い色。

無限大、ウロボロスといった象徴とスートの物質を目の前にしている若い男性は、
実に落ち着いて自信に満ちた様子から、
正位置ならば新しい物事の始まり、スタート、逆位置ならば本人と環境の食い違いからスムースにことは運ばない困難さを表すとされています。

水星ですから、知性、理解力、才能といった事柄に繋がるので、
クライアントの現状認識の度合いをこのカードの出たときの様子で探ったり。
新しい事を始めたい願望というのが実際の意味合いであることが多いです。

意欲ややる気が漲った感じがしますが、逆だと未熟で凡庸な意識や、スタートに出遅れていると言った辺り。
この辺りも本人次第と言ってしまうと元も子もない感じですが。

何かを始めたら、知識が必要な事に気付きます。


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.31 2008
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3番目の大アルカナ

「女教皇」のカード。
占星術では「月」に対応。
一般的なキーワードは「隠された知識」。

女教皇そのものは伝説上の存在とされていて、ローマ神話のジュノー、女祭司ディアナ、
もしくはエジプトの女神イシスといった女神がそのルーツとされているようです。
神託を世の人々に伝えると言うお役目を仰せつかっている女性という姿であり、
日本で言えば巫女に相当するようです。

女性でこういった神と人との仲介者的な役割というのはよくあるようで、
比較的女性の方が男性よりもトランス状態になりやすいというのもあるんでしょうか。
実際、女性の方が明らかに占い好きだし、男性でも女性的なものを素直に受け入れられるタイプの人が、
こういったタロットなどを好むような気がします。

ところで「女教皇」ですが、ウェイト版では青い衣装に月を象った冠、
手にはヘブライの律法書 "TORA" を持って2本の柱の間に座って三日月を左足の下に置いているのが特徴。
やはり月というのが全面にでていますが、「正義」のカードでも女性が日本の柱の間に座っているというところが共通しています。

この柱、有象と神霊を表しているとか、月の満ち欠けを表しているとか諸説あるようです。
なんにしてもこの二つの柱の間から勝手に飛び出す事はできないんですよね。
この辺りも「正義」とどこか似ています。
神秘性、直感力を司る女性であり、知識と深い学識も表しています。

正位置ならば、上記の様な神秘的な直感や真面目に知識を探求する事での良い影響、
逆位置ならば、悪い意味での女性的なものが現れて不安定になる、ヒステリックになるという感じ。
好き嫌いが激しくなったりという状況だったりです。
このカードがもし逆位置ならば、よくよくクライアントへの思いやりということを考えてリーディングしなくては。

ところでアクエリアンタロットでは、実は月も二本の柱すらも描かれていません。
若い女性が青白い顔で物思いに耽っている様なうつむいた表情。
彼女の背景には美しい自然も、豪奢な城とおぼしき建物も見えます。
しかし、この女性はそんなものには目もくれず、ただ手元に在る小さな美しい花をじっと見ているばかり。

彼女は本来とても聡明で真面目な女性なのですが、どうしても目の前に在る存在にまず目がいってしまうんですね。
顔の表情からして、張りつめた様子で、どこか不安げな様子。

後の「女帝」のカードと比べても、まだとても若く、真の豊かさを享受していないのが伺えます。
現代の人物でいえば、まだ若いOL、キャリアウーマンといった辺り。
企業の中での人間関係でいえば仕事のできる先輩格の女性を表す事もあります。
上司というより、同僚か、もう少しキャリアが上ぐらいのイメージ。

病気で言えば冷え性や婦人科系疾患を表したり。

やる気がでたら、真面目に勉強してみましょう。

.19 2008
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4番目の大アルカナ

「女帝」のカード。
占星術では「金星」に対応。
一般的なキーワードは「包容」「豊かさ」「満足」。

ウェイト版では、麦畑と流れる水の中で穏やかな表情の女性が正面を向いている。
足元にはハート形の盾に金星のマーク。
アクエリアンタロットでも金星の盾と現実世界の豊かさを手に入れた印としての権杖を持っています。
傍らにはやはり豊穣を表す麦の穂。
背後には大いなる力に守られているかの様に山がそびえ立ち、
穏やかな表情には揺るぎない自信が。
カードの番号の3は安定した数字としての意味合いも強いです。

物質的な豊かさを享受する女性の姿で表されている為、受け身の態度と思考、
いい意味での包容力が表されています。
人物で言えば母親、専業主婦、金星が表す美的感覚に優れた人、妊婦などを表します。
実際、カードデッキによっては妊婦の姿で表されたり、傍らで子供が遊んでいたりという構図になっていることもあります。

誰かからもたらされた物質、環境の豊かさを受け入れている様子、
何かを育てる事に喜びを感じて、その結果として精神が満足している様子も表します。
金星が持つ安楽で快適な性質を表現するため、総じて受け身なイメージ。

逆位置であれば強欲、無い物ねだりや嫉妬心、浪費といった金星のマイナスイメージが現れます。
満たされない事から不満の感情が生じるというわけ。
マザコンの男性を表すこともあり。

過ぎたるは及ばざるがごとしということで、金星的な欲望も程々に。

知識を得たら、物質的な豊かさを知る方法が解ります。
.15 2008
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5番目の大アルカナ

「皇帝」のカード。
占星術では牡羊座に対応。
一般的なキーワードは「実行力」「権威」「不動」。

王冠を被った男性が右手に権杖を持っているが、これはアンク十字をかたどっている。
左手には球。
玉座には牡羊の頭の飾り。 
ウェイト版でもアクエリアンタロットでも、特にオレンジ色の強調された色使いが特徴。

燃えるような生命力と意欲が溢れている。
彼は「善き羊飼い」たらんとし、この現実世界では善き指導者という理想を持っていること、
そこから具体的な行動を起こす人物であることを現しています。

カードの数字は4であり、ウェイト版では玉座は正方形を思わせる堅牢さで描かれ、
不動のパワーを強調しています。
大胆でアクティヴであり、現実的な行動を取る意思。
現代においてはやり手のビジネスマン、有能な上司、身近な目上の人、特に壮年期の男性を表していることが多いようです。
実際には女性でも仕事ができる人を現したりです。

必要なものを手に入れたら行動。
.14 2008
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6番目の大アルカナ

「法王」のカード。
占星術では牡牛座に対応。
一般的なキーワードは「慈悲心」「悟り」「忠告」。

法王は神との契約を示す杖と法衣に三重冠をかぶった姿で描かれるのがスタンダード。
ウェイト版は手前の左右にひざまづく僧侶達に祝福を与えていますが、
アクエリアンタロットでは法王の祝福を与えようとする真っ正面を見据えた姿に鍵を左下に大きく配置しています。

初めてこのカードを見た時に、嗚呼この鍵は世界の秘密を解き明かしてくれるものだとすぐに感じました。
「法王」はこの鍵を所持することを赦されている唯一の人という事になります。

男性の姿が描かれていると行動力を表している事が多いのですが、
このカードは精神性に特化しているようです。
しかし、その精神性というのは以外と具体的で現実味に溢れているものですね。

私はこの大アルカナの意味を現代人の立場に置き換える事で覚えていきましたが、
この人物のイメージは企業でいえば会長、相談役といった感じ。
ビジネスの最前線は退いたものの、組織の精神的な支柱となる存在、象徴といったところ。

(一般的には上記の様な人物像を表しますが、稀に男性のパーソナリティを表す場合には同性愛者をシンボリックに表す可能性も有り。
ただし、これは先に書く「愚者」の場合も考えられるので飽くまで参考意見ということで。)

この辺りは正に「法王」ですね。
精神的な行動原理を表すと言われるカードですが、これはカード自体の数字が5であり、
五芒星(ペンタグラム)は人間的なものを象徴するというところからだということも、
よく解説書には基本として記載されている事と思います。

実際には人物以上に現実の状況を説明すると見る事が多いのですが、
人物のイメージとしては先に書いた様な精神性に訴えかける存在、影響力のある人物、
牡牛サインが象徴する温厚で意志の強い人、教育関係者、カウンセラーなど。
そう、セラピストというよりはより現実的、具体的なアドバイスをするカウンセラーに相当しますね。
人物を表すとすると、このカードが出た場合にはその人への影響力の相当に強い存在と見る事が出来ます。

誰かと深い絆を持ちたい願望を表したり、旧い慣習を超えて強く歩みたい気持を表す事もあります。

本来は精神性や学識、伝統や格式と言った旧き善きものへの従順さや、
そういった事に従うことで良い方向に向かう事をあらわします。

「世界」のカードと同じ結婚を表す事もありますが、これは儀式、伝統や格式、慣習に則ったものという感じです。
(ちなみに「世界」が表す結婚というのは、どちらかというと年貢の納め時といった意味合いが強いかもしれません。)

力を使って物事を納めた後に残る教訓や精神の有り様を見極める時。
.10 2008
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7番目の大アルカナ

「恋人」のカード。
占星術では双子座に対応。
一般的なキーワードは「ロマンス」「選択」。

最初にこのカードの意味を習った時に、重要な意味としては実は「選択」であるということを先生から学んだ印象を今でもよく思い出します。
ウェイト版ではアダムとイブの間を大天使ミカエルが取り持つように見えます。
アクエリアンタロットでは豪奢な衣装の男女が見つめ合っている構図。
男性の背後には蕾を付けた植物。

個人的な願望としてみるのなら、自分の恋を成就させたいという意志で現れる事もあります。
しかし私の経験上、このカードはそうそう滅多に出現しません。
重要な選択の時期というのはそれだけ肝心な事でもあるから。
正位置なら、前向きないい選択ができる様子や恋や出逢いの始まり、何かを試されたり、
予測できない変化など。
やっぱり飽くまで変化や物事のあとさきというところ。

何かを中継する場所、仲介、情報を扱う仕事を表したりもします。
個性的で知性に溢れた才気煥発な人物も表します。

逆なら誘惑、誤った選択や気紛れに過ぎない事、見通しの甘さや思慮の浅いこと、
そこからスキャンダルを示唆したり、優柔不断さからの失敗など。

肝心な事を選択したら、行動を起こしたり守る準備を始めるようです。
.08 2008
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8番目の大アルカナ

「戦車」のカード。
占星術では蟹座対応。 
一般的なキーワードは「勇気」「勝利」「行動力」。

ウェイト版では若い男性が張り詰めた表情で鎧に身を固めて、二頭のスフィンクスが引く戦車に乗っている図。
甲冑の方には三日月が描かれていますが、これは蟹座のルーラーが月であることもありますが、
月が表す直感、そこから生まれる素早い反応や決断も示しています。
そして二頭のスフィンクスは希望の力と守護を支配する神の力といわれています。

アクエリアンタロットでは人物を大きくデフォルメしているため、戦車の全貌は描かれることなく、
真正面を向いた若者の張り詰めた表情と、傍らに持った剣、肩の三日月は左右で相反する表情を持っています。

蟹座のルーラーは月。
満ち欠けする如く刻々と変化する感情と自分が属するところ、家族、民族などを守りたい意思、
そこから身内意識、民族意識といった辺りも。
マイナス面では身内以外の外部に対して排他的になりがちであるというところ。

先の「力(剛毅)」のカードで、正面を向いた人物のカードはパワフルであるということでしたが、
このカードの人物は実際には月の満ち欠けのように迷いやすい気持ちを、
自らの意思で奮い立たせようとする願望を表しています。
若さからあふれる勇気と行動力、向こう気の強さから正面を向いているのですが、
その表情にはとても余裕や確固たる自信は感じ取れませんね。

未知の世界に飛び込んででも頑張りたい、それは方向性以前にとにかくそうありたい自分、
無理にでも問題の解決を図りたいなどのがむしゃらな気分、願望。

こういうカードなので、このカードが出れば自分の意思によって行動したい、
決断したい「私」というものが前面に現れている精神状態と見ています。

逆位置なら無理はさせません。
個人の意思のみが暴走しているという状況。
判断力を今一度見極めるべき状況ととらえてもよし。

行動した後の前向きな信念が生まれればなにより。
.02 2008
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プロフィール

Gatos Blancos

Author:Gatos Blancos
占星家

ある日とある街角でタロットカードと西洋占星術の再会から始まったとりとめない憶いの記録

当方では対面、メールでの有料個人セッションのみとなります。
ブログ上でのコメント欄での一個人のリーディング依頼はお受けいたしかねます。

Webサイト・ブログ、印刷物等への転載はお断りしています。

あしからずご了承下さい。


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